macOS High Sierraにしてから、色々と面倒なことが増えてきたので、一旦Sierraに戻そうと思い、この方法が見つかったので、ダウングレードの方法を書きます。
残念ながら、macOS High SierraからSierraへ直接ダウングレードはできません。。
色々調べたところ、一旦Macをリカバリして、再度Sierraにアップグレードする流れとなります。
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注意事項⇒かなり面倒で、時間もかかります。。
ちなみにTime MachineでSierra時代のバックアップがある方はバックアップから復元でSierraに戻すことが可能です。
自分の場合はTime Machineでバックアップを取っていなかったので、この方法はできず。。
また、この方法はリカバリした時点でSierra以前のOSとなるMacが有効となります。
リカバリしてもHigh SierraのままのMacは当然Sierraにすることはできませんので、ご注意を。
そして先に書きますが、一旦Macをリカバリし、その後Sierraにアップグレードという流れなので、相当面倒で時間もかかります。。
またリカバリの際にMacの全てのデータは削除されますので、この方法を実施する際には必ずバックアップを取っておくことをお勧めします。
この方法で何か不具合等が起きたとしても当方では責任を負いかねますので、くれぐれもご注意ください。
事前準備1:macOS High Sierraの時のバックアップをとる⇒写真のデータは注意が必要
まずMacをリカバリしますので、Macのデータは全て消えます。必ずバックアップをとるようにしましょう。
BootCamp側はディスクを選択しない限り影響はありませんので、バックアップ取らなくてもOKです。
また、写真のデータについては通常ライブラリを取っておけば大丈夫ですが、High SierraとSierraではファイルシステムが異なっているため、Sierraに戻した後、High Sierraの写真ライブラリは選択NGとなってしまいます。。(自分の環境で確認済み)
Sierraに戻した後、High Sierraで取っておいたライブラリを選択しようとすると。。>>
下記の画面が出て、写真アプリを起動できません。。>>
写真アプリをアップグレードというか、macOSをHigh Sierraにアップグレードしないとライブラリは開けません。
そのため、写真アプリ内のデータをバックアップ取る場合は、直接データを書き出して取るようにしてください。
下記の記事でやり方を書いていますので、参考までに>>
【Mac】写真アプリにある写真や動画データのバックアップをとる方法
事前準備2:必要な人はApple IDの2ファクタ認証をオフにします
これは場合によってはやらなくてもいいかもしれませんが、自分の場合はリカバリした後はOSX Yosemiteになりました。
その後にAppStoreからSierraをダウンロードしようとした際に、2ファクタ認証がうまくいかず、、余計に時間がかかってしまいました。。
リカバリ後にYosemite以前になる人は2ファクタ認証をオフにしておいた方がいいかもです。
ただ、Macをリカバリした後でもMacやiPhoneのブラウザから2ファクタ認証はApple IDの管理画面でオフにはできます。
2ファクタ認証はApple IDの管理画面からオフにすることが可能です。
ログイン画面が下記>>
ログインし、2ファクタ認証をオフにします。
セキュリティ項目の「編集」ボタンをクリック>>
「2ファクタ認証を無効にする」リンクをクリック>>
あとは画面に沿って進めばオフにできます>>
Mac(macOS High Sierra)をリカバリ(工場出荷状態に戻す)します
1.OSXユーティリティを起動し、macOSのデータを全削除します
次に、Macをリカバリします。
一旦Macの電源をOFFにします。>>
次に、「Shift+Option+Command+電源ボタン」を長押しながらMacを起動させます。
地球儀のマークが出るまでキーは押しっぱなしにします。>>
(ちなみにこの方法はmacOS Sierra以降でできるキーの組み合わせです。⇒Apple公式の参照ページ:macOS復元からインストールする)
すると、地球儀のマークになります。OSXユーティリティが起動するのを待ちます。>>
下記の画面が出たら、「ディスクユーティリティ」をクリック>>
ここでディスクを全削除します。(macOS部分のみ削除しますので、BootCampの領域には影響はありません。)
macOSが入っているディスクを選択、
「消去」タブを選択、
フォーマットを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択、
下の「消去」ボタンをクリック>>
警告画面が出ますので、「消去」ボタンをクリック>>
※ここで消去ボタンを押すと、macOSのデータがすべて削除されます。
消去は一瞬で終わります。
データの容量を見て、消去されていることを確認。
左上の×ボタンでユーティリティ画面に戻ります。>>
2.OSXを再インストールします
次に工場出荷時にインストールされていたOSXを再インストールします。
「OSXを再インストール」をクリック>>
インストール先を選択>>
OSXをダウンロード、インストール中。。>>
下記の画面となれば、基本的な設定をした後、OSX YosemiteでMacが起動します>>
キーボード入力環境の選択>>
データを転送するかの選択画面。
ここは転送しないを選択します>>
AppleIDでサインイン>>
2ファクタ認証を有効にしている場合は、下記の画面が出ます。>>
利用規約の画面>>
アカウント作成画面>>
iCloudキーチェーンの設定画面>>
診断と使用状況をAppleへ送信するかの画面>>
もう少しです。>>
これでまずMacのリカバリ(自分の場合はOSX Yosemite)が完了です。
macOS Sierraにアップグレードする
Mac App Storeの履歴からはSierraは表示されません(macOS Sierra以降はApple IDと紐付けされていません)。
下記のリンクからmacOS Sierraの入手画面にいけます。
>>macOS 10.12 Sierra – Mac App Store
下記の「入手」ボタンを押すと、macOS Sierraのインストーラがダウンロードされます。>>
5GBほどありますので、けっこう時間がかかります。。>>
あとはインストーラの手順に沿って進めていきます。>>
規約の画面>>
インストール先の選択>>
インストール中。。>>
再起動すると、macOS Sierraで起動します。>>
これで完了です。
無事にmacOS Sierraにできました。>>
ほぼクリーンインストールしたことになるので、当然全てのアプリや設定などやり直しです。
ここから必要なアプリなど入れていきます。
まとめ
長くなってしまいましたが、これでmacOS High SierraからmacOS Sierraへダウングレードする方法は以上です。
(正確にはダウングレードではありませんが。。)
ダウンロードやインストール中はMacを放置状態にしていたので、正確に時間を計っていませんが、2、3時間は余裕でかかります。。
また一旦リカバリするので、アプリの再インストールや設定のやり直し等があるので、相当面倒です。。
くどいようですが、一旦リカバリするので、データのバックアップは必ずとるようにしましょう。
やはりTime Machineでバックアップとっておくことは大事だなと記事を書きながらつくづく思い知らされました。。
ぜひ、参考になれば幸いです。
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